モヤモヤの整理

最近、「言葉」ってなんだろうと考え直しています。


正しい語彙を身につけていたら、
目に入る言葉・耳にする言葉への理解の速度・正確さは向上するはず。

正しい語彙を身につけていたら、
書く言葉・口にする言葉といった表現の豊かさも向上するはず。

表現が豊かになれば、
モヤモヤした気持ちを整えたり、心のわだかまりを解消する策にもなるはずです。


文部科学省によると、国語教育の在り方としては、

  • 情緒力・想像力(感じる力・想像する力)
  • 論理的思考力(考える力)
  • 語彙力
  • 表現力(表す力)

に発達段階に応じて重点を置いているとのことですが、
僕は高校の頃から国語という教科に苦手意識を持っていました。
ただし当時から、国語の配点割合の低い入試形式をとる理系学部志望だったので、それほど危機感は持っていませんでした。
でも入試を終えて、いざ机から目を離してみると、安直にそう言ってられそうにもない。


では、これからどうすれば語彙力・表現力は身につくのでしょうか。


結局、自発的に読書をするようになることだと、今になって強く思います。
つまり、自発的に教養・価値観・感性等を身につけようとするかどうか。
そしてその前に、自発的に行動するには動機が必要ですが、
その動機を得るまでにモヤモヤを抱える経験を積むことができるかどうか。
読書でモヤモヤを表す言葉に出会えるかもしれない、という発想に至るかどうか。


自分は読書をあまりしてこなかったのですが、その理由は何かと考えると、

  • それほど強く必要性を感じなかった
  • それほど強く興味も持っていなかった

といったところです。
でも、昔からモヤモヤを抱えていなかった、ということはありません。
その解決策が読書にあるという発想がなかったのです。
この発想なしで青春時代を過ごしていたのは、少し後悔。


というわけで最近はモヤモヤして不快に思うことがあれば、本を探すようにしています。
そして、こういった記事やメモ書きに、モヤモヤしている自分の気持ちを言語化して、心の中のわだかまりの整理もしていこうと思う今日この頃です。